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強迫性障害

強迫性障害

症状

強い不快感・不安感のことを「強迫観念」、そしてそれを解消するための行為を「強迫行為」と言い、これらのどちらかの症状あるいはこの二つの症状を繰り返してしまうのが「強迫性障害」です。
具体的な例としては「手が汚れているのではないかと気になって仕方ない」というのが強迫観念、「そのために1日に何十回と手を洗ってしまう」というのが強迫行為です。
人間関係がうまくいかなくなる、行動に制限が生じるといったことで社会生活に支障をきたすことも少なくありません。
また自分でも、強迫観念や強迫行為に対して不快感や不安を感じ、ご本人がとても辛い想いをすることがあります。

治療法

治療法は「認知行動療法」と「薬物療法」を行います。

認知行動療法
強迫性障害における認知行動療法では、「曝露反応妨害」を行うのが一般的です。
これまで患者さまが避けていた状況にあえて直面してもらい、その上で強迫行為をできるだけしないよう試みる、という方法です。
最初は強い不安を感じ、強迫行為をしてしまうことがありますが、繰り返すうちに不安が和らぎ、「強迫行為をしなくても大丈夫なんだ」と改めて知ることで、強迫行為も起こりにくくなります。
薬物療法
強迫性障害で主に使用するのは、抗うつ薬です。抗うつ薬の中でもSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)という抗うつ薬を使用します。
脳内の神経伝達物質であるセロトニンの量を調整する薬です。服用開始後、早ければ2~3週間で症状が軽減します。
患者さまごとに服用量を調整し、治療を継続していきます。

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