統合失調症
症状
統合失調症とは、こころや考えがまとまりづらくなってしまう病気です。そのため気分や行動、人間関係などに影響が出てきます。
統合失調症には、陽性症状と陰性症状があります。
陽性症状の典型は、幻覚と妄想です。「誰もいないのに声が聞こえる」「悪口が聞こえる」などの幻聴や「誰かに見張られている」「嫌がらせをされている」などの妄想を認めることがあります。陰性症状は、意欲の低下、感情変化が少なくなる、自宅に引きこもり
がちになるなどといった症状を認めます。
患者様にとっては幻覚や妄想は現実であるかのように感じられるので、病気が原因であることになかなか気づくことができません。御家族が異変に気づいたときは早めにご相談下さい。
治療法
統合失調症の治療では薬物療法を行います。
症状を改善するためには薬を飲む必要があります。そして症状が改善した後も、再発予防のために、継続的な通院と内服治療が必要です。
薬を中断すると再発のリスクが非常に高くなるため、継続した内服治療が必要です。副作用の出現に注意しながら、薬の調整を行います。