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一流は心に火をつける

こんばんは

ご存知の方もおられると思いますが

かの吉田松陰は、自身の叔父である玉木文之進が設立した松下村塾から歴代の総理を2人(伊藤博文、山縣有朋)輩出しました。

幕末の激動の中で門下生の四天王であった久坂玄瑞、高杉晋作(病死)、吉田稔麿、入江久一を失ったにも関わらずです。

しかも衝撃的なことに、当時28歳の吉田松陰が松下村塾で教鞭をとったのはわずか1年です。

こんな格言があります。

3流は言って聞かせる

2流は見せて教える

1流は人を残す

経った1年で日本の近代史に残る門下生をこれだけ輩出した吉田松陰は超超1流の指導者だったのでしょう。

人の心に火を付け、自分が死した後も人を残すのは1年もあれば十分だということでしょうか。

250年近く続いた泰平の世界に突然やってきた大砲をぶら下げた黒い鉄の塊の船。

今と違ってSNSもテレビも何もない時代に、人伝の伝聞だけで、母国の窮地と察した20歳に満たない若者たちが亡き師匠の教えに従って、国を動かす軸となっていった激動の時代です。

吉田松陰は「死して不朽の見込あればいつでも死ぬべし。生きて大業の見込あらばいつもでも生くべし。

という名言も残しています。

今日の日本を取り巻く環境も150年後の未来からみたら激動の時代と言えるかもしれません。

そんな時代に与党も野党もこのような体たらくです。

国を憂い、本気で国を思い明治維新を駆け抜けた勤王の志士達のような若者はおそらく今の日本には見当たりません。

そして、経った1年で人の心に火を付け、自分が亡き後も自分の志を引き継ぐ門下生を育てた吉田松陰のような人物も見当たりません。

「外に媚び、内を脅かす者は、天下の賊である」

と言い残した吉田松陰のような心意気を持った政治家とその魂いを持った門下生が今の日本には一番必要なのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

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