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時に残酷なことを言う教師もいる、気にするな

こんばんは

受験の時期が近づいてきましたね

当院にも受験のプレッシャーに苛まれる高校生が来院されてます

当院に来ている高校生の皆さんにも、そうでない皆さんにも健闘を祈ります。

受験というのは残酷です

合格するもの、不合格になるもの必ず存在するのが受験です。

そして、それに関わる大人も時に受験生に対して残酷な言葉を投げかけることがあります

私も現役時代は校内で落ちこぼれてましたので振り返ると苦い経験がいっぱいあります。

「私立の医学部と違って国立の医学部は簡単には入れない」

と何度も何度も授業中に繰り返す教師もいましたね。

当時も今も「ほんならあんた私立の医学部入ってみいな」

と思ってますけどね笑

仮にそういう言葉を受験生に言うてもいいのは100歩譲ってどこの私立の医学部にも入れる学歴の持ち主だけやと思うんですよ

その発言を繰り返した教師はもちろんそうではありませんでした。

いわゆる進学校の教師をしていると勘違いするんだと思います。

賢いのは進学した教え子であって、教え子が入学したからといって自分たちが入れるわけではないのに勘違いするんやと思います。

だから、「推薦で行くやつなんてとか私立に行くやつなんて」

とか自分の心に突き刺さるような言葉を仮に教師にされたとしてもあんまりダメージを受けないでほしいんですね。

どんな形であれ、進路が決まると言うのはいいことやと思います。

その進路が仮に浪人であったとしても、それを自分で決断して自分の人生に責任をとろうとする姿勢さえあれば前に進めます。

自分の人生に責任を取れるのは最後は自分だけです。

偉そうに受験生に指示を出す教師は何の責任もとってくれないのですから。

気にしなくていいんです。

実際、私が国公立に行けなかったことは親の期待も裏切りましたし、国公立とは違って金銭的な負担も比較にならないぐらい掛けてしま

いました。

だから、浪人したことも目標としていた国公立に行けなかったことも良かったとは自分でも思いませんが

唯一良かったなと思える点は勉強で挫折を味わったことで、精神科医になった今、

勉強のプレッシャーに苛まれる高校生の気持ちに寄り添えることです。

私が受験してからはもう15、6年が経ちますが、今でも一生通りたくない道です笑

そしてあの頃の記憶は鮮明に残っています。

未だに夢に出てくることもあります笑

でも、あの時の苦労や挫折がこうやって今の仕事に生かせてるとしたら、それは少しでも価値のあった挫折だなと思います。

あの時は挫折としか捉えられなかった経験が、こうやって私が生かせたように

今苦労されてる受験生の皆さんも将来、その苦労や苦しみや挫折が何かに生きてくるかもしれません。

いや、きっと苦労した経験はすごく価値のあるものです。

人生ってきっとそういうもんなんやと思います。

だから、壁にぶつかったり、立ち止まったりしている高校生のみんなも「そんな今」は決して

無駄な時間ではないと思います。

だからあまり思い詰めず

気楽に前を向いて

少しずつでも歩んでみてください。

健闘を祈ります。

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