こんばんは
「精神科に来ることに抵抗があって中々来れなかった」
「もっと早く来とけば良かった」
そんなことを仰る患者さんが少なからずいます
精神科へのハードルは昔ほど高くはなくなったとはいえ
まだまだ偏見があるのも事実
そしてその偏見が我々精神科医にとっても治療の妨げになってしまうこともあります
精神科そのものへの偏見、向精神薬への偏見、精神科の患者さんそのものへの偏見
いやいや家族さんに連れてこられて、診察中に終始不機嫌な患者さんもたまにいらっしゃいます
精神科って他の科とちょっと違ってですね
本人が嫌々治療してても大抵良くならないんですね
これが他の科なら嫌々でも良くなるんですけどね
歯科なんてその最たる例だと思います
歯科を好きな人はきっとほとんどいない
でも正しい治療を受ければ治るでしょ?
でも精神科はそうじゃない
教科書的には正しくても
本人が嫌々なら中々治療は進まない特殊な科です
でもその気持ちはすごいわかるんですよ
なんで私が精神科に、、
最初はそう思って通院される患者さんも実際多いと思います
そこでです
精神科医を主人公にしたドラマを頻回にやってもらって
精神科へのハードルを下げてもらおう大作戦
これね、ふざけてるようで結構真面目な話でして
精神科の疾患って
発症してからの治療介入が遅くなれば遅くなるほど治療抵抗性になって薬が効きにくくなってしまう疾患が少なからずあるんですよ
だから受診のハードルが下がることって結構大事なんです
大規模災害で人命救助とか
「メス!」
とかいいながら格好いい手術シーンもあるわけでもないテレビ的には映えない科かもしれないけれど
コードブルーとか救命病棟とかMERとかあんな派手さはないけれども
Drコトー調で
人間のこころにスポットを当てて
描いてもらったら
きっと受診のハードルも下がるはず
テレビ局の皆さん
頼みましたよ
テレビ関係者誰も読んでないだろうけど笑